18 しま瓜

しま瓜「しまうり」
ウリ科キュウリ属
産地 まとまった産地はなく奈良市、天理市の自給野菜として栽培
栽培面積(自給用に各家で栽培、0.03ha)

 しま瓜はマクワウリと並んで、古くから大和盆地で継承されてきた瓜の一種。「瓜二つ」、「瓜の蔓に茄子はならぬ」などの言葉が生まれていることからも理解できるように、瓜は古くから日本人の生活に深く結び付いていた作物の一つです。 
 瓜には大きく分けて、マクワウリのように甘味があり果物として食されるものと、甘味のないお漬物などに利用されるものがありますが、シマウリは甘みのない品種で、聞き取りによると100年以上も前から、農家の自給用野菜として栽培されてきました。 
 外見は、その名のとおり薄い緑の果実に、鮮やかな濃い緑の縦縞模様。同じ仲間のマクワウリとは異なり、果実が熟しても糖を形成しないため甘くならないことも特徴。春に種を蒔いたシマウリの苗が収穫を迎えるのは夏となり、収穫されたシマウリは、お味噌汁に、また時には煮物として、そしてぬか漬けなどのお漬物としても利用されてきました。緻密な肉質と独特の風味は漬物に加工されることで引き立ち、漬物への加工特性の高い品種といえます。