コンセプト 粟が考えていること

プロジェクト理念

地域資源としての
奈良の伝統的な粟の一種
「むこだまし」

五ケ谷営農協議会による
粟の収穫

コミュニティ機能の再構築と地域創造


 今、地方分権の時代が叫ばれ、各地域が自立し魅力あるビジョンの創出と、それを実現してゆく主体的な地域創造への取り組みが求められています。 

地域の気候風土や歴史文化を生かし、地域資源を活用した地域創造の試みは、産業と雇用の創出、地域経済活力向上、生活文化の継承、教育・福祉環境の充実、そして地域社会の将来基盤の開発に、環境保全や生物多様性など様々な分野における相乗効果をもたらしてゆくものと予想されます。

 本プロジェクトでは、「清澄の里」と呼ばれる奈良市の市街地近郊中山間地域である奈良市精華地区(旧五ヶ谷村)を舞台に、農業の六次産業化に取り組んでいる株式会社 「粟」、伝統野菜の調査研究と文化継承活動を行うNPO法人清澄の村、そして地元の集落営農組織である五ヶ谷営農協議会との連携と協働を通して、ホームページによる情報発信、芸術活動、農産物の生産、農家レストランに、アンテナショップである市街地でのレストランの運営、そして加工品の開発など、地域資源である大和伝統野菜を活用した事業を行なうことによりコミュニティ機能の再構築と地域創造に貢献することを目的としています。


五ヶ谷営農協議会は地元農家組合と連動しながら株式会社「粟」の生産加工部と農商工連携による営農活動に取り組んでいます。

 

NPO法人清澄の村は平成19年に「奈良・もてなしの心推進県民会議」による「もてなしのまちづくりモデル地区」の認定を受けています。

 

株式会社「粟」は平成21年には第2回奈良県ビジネス大賞において優秀賞を受賞しました。  

NPO法人清澄の村メンバー

農家レストラン
「清澄の里 粟」外観

市街地レストラン
「粟 ならまち店」外観