粟のブログ - 最新エントリー
こんばんは、oyamaです。
今日は、ならまち店のスタッフが集まり
酒蔵の見学に行ってきました!!
酒蔵見学もこれで2回目。
前回に引き続き、今回もいつもお世話になっている酒屋さん
「今西屋」さんが企画してくださいました。 ありがとうございます!!
今回の蔵は、生駒で「山鶴」というお酒を造っておられる
中本酒造店さん。
創業が享保12年(1727年)という、
奈良でも屈指の歴史をもつ酒蔵です。
一二代目蔵元 中本彰彦さん
お忙しい中にもかかわらず、お酒の作り方や
お酒つくりにかける想いなど…いろんなお話をして頂きました。
麹室(こうじむろ)の中で、手仕事で麹をつくる事の大切さと
神経をつかう大変な仕事について話をして頂きました。
「麹つくりが酒の味を決める」とも言われる麹室は、
酒造りの心臓部です!!
そんな大切な場所を見せて頂けただけでも
とても貴重な体験でした。
ポコポコと発酵している酒母
思わず・・・「生きているんやね~」って。
お酒を搾る機械
アルミの間にもろみの入った袋を挟んで
じんわり絞っていきます。
搾りたてのお酒をみんなで試飲!!
「うわぁ~!!美味しい♪」って声があちらこちらで。
その後はみんなで5種類のお酒を試飲をさせていただきました♪
一時期は、増醸酒=普通酒を中心に造られていたこともあったようですが、
昭和62年に酒造方針を大転換され、
こだわりのある酒つくりをするようになられました。
そして、平成17年からは純米酒のみ製造する蔵として、
なお一層こだわりをもった酒つくりをされています。
その為、きちんと冷蔵管理ができる酒屋さんにしか卸しておられません。
それもこれも、蔵元がおっしゃられていた一言に全てが詰まっています。
「手抜きしたら手抜きしたものにしかならない!!」
米にこだわり、作り方にこだわり、商品の貯蔵にもこだわり・・・
お客様に自信をもってお薦めできる酒だけを蔵出しする。
頑固なまでの酒造りへの想いが、美味しいお酒をつくり出しているのだと
身体で感じたのでした。
酒つくりをされているのは4人の職人さん。
蔵元は、酒を造り始めたら一切口出しはせず、
職人さん達に任せているとのこと。
その信頼関係と、職人さんのチームワークが
美味しいお酒を造っています。
最後に蔵元が言われていた
「日本酒は食中酒」という言葉。
お酒だけの味が強すぎてもダメ。
美味しい料理とその料理を共に食する人と
その雰囲気と・・・そしてそれに合うお酒。
それが日本酒。
そんな気持ちで酒つくりをされている事に応える為にも、
改めて、お客様に美味しい料理を心地よい空間で
美味しいお酒と共に召し上がっていただきたい!と思ったのでした。
初めての酒蔵見学に、みんな大満足!!
日本酒の奥深さや酒造りの想いに触れて
とても貴重な時間を経験させて頂きました。
中本酒造店の皆さま、本当にありがとうございました!!
こんにちは、oyamaです。
今年は日本海側などで大雪が続きますね・・・。
奈良市内はまだ積もるまで雪が降る日はありませんが
今日もとっても空気が冷たいです。
季節は今日から2月。
旧暦では『如月(きさらぎ)』です。
「如月」は中国での異称をそのまま使ったものらしいですが、
「きさらぎ」という名称には諸説あるようです。
その中でも私は「まだ寒さが残っているので衣(きぬ)を更に着る月であるから
〈衣更着・きさらぎ〉っていう説がなんだか納得しています。
そして、明後日は『節分』です。
節分とは、文字のとおり「季節を分ける」といういう意味があります。
今では2月3日立春の前日だけが「節分」として言われていますが、
本来は、立春・立夏・立秋・立冬のすべての前日を「節分」というようです。
『節分』と言えば、豆まき!!
そして、恵方巻き!!
ですよね。
豆まきには、「鬼に豆をぶつけることで、邪気を追い払い、
一年の無病息災を願う」という意味合いがあります。
ちょっとここで、豆まきのポイントを1つ。
玄関から豆をまいたらすぐに戸を閉めること!!
出ていった鬼が戻ってこないように・・・ということらしいです・・・。
他にも節分の行事にはいろいろあり、
西日本ではイワシを食べる習慣があったり、
とげのあるヒイラギの枝にイワシの頭をさして
門や家の軒下に吊るしたり・・・。
ならまちを散策していると、町の中でも
ヒイラギとイワシがさしてあるお家がありますよ。
忙しく過ぎていく日々の中、
少しでも季節の行事が日常に取り込まれていけば、
季節の移り変わりを感じたり、
日本人の心みたいなものも
少しは感じられるのでは。
今年の恵方は『北北西やや右』です。
恵方巻きは、1本食べきるまではしゃべっちゃいけない・・・
というような事も言われていましたが、
ついついしゃべってしまうんですよね (^_^;)
だって美味しいもの食べた時は、伝えたいじゃないですか~♪♪
おはようございます、oyamaです。
今日は、「清澄の里 粟」に彩りを与えて下さっている方をご紹介。
野の花装家 山田美貴子さんです。
この写真は、2010年の秋に春日大社で行われた「世界歴史都市会議」の時に
テーブルを飾る花を山田さんにお願いした時の写真です。
このイベントの前日、準備の為に山田さんと初めてお会いしました。
小柄で華奢な風貌とは違い、車でどんどん山奥に入っていく姿にビックリ!!
そのパワフルさの反面、
普段の生活では見落としてしまいそうな
足元の草花に目を向け、大切そうに採取する姿に
「きっと山田さんには、色んな風景が私とは違うように見えているんだな」っと
感じたのでした。
そのイベントの時に山田さんが飾ったテーブルがこんな感じ
清澄の里で採れた野菜たちと草花はとっても相性ピッタリで
テーブルが里山に早変わり。
山に入って採った『あけび』。
あけびを初めて見る人も、子どもの頃食べたという人も
みんなの話題の的に。
10卓のテーブルに全て違うコーディネートで
10の里山を誕生させました。
よくある色とりどりの花によるテーブルコーディネートでなく
この野菜と野の花によるコーディネートは、
世界各国から来られたゲストの方はもちろん、
主催の奈良市の方々にも大好評でした。
山田さんは 今、
本店「清澄の里 粟」に不定期ですが
飾り付けをして下さってます。
今回は、竹をつかって飾り付け。
こんな感じになりました。
本店にご来店の際には、こんな彩りも見ていただければ…。
『野の花装家』という山田さんの名称は
大和伝統野菜の絵を描いている榎森さんが名付けました。
生け花ではなく、野の花を生けるという
その姿がピッタリの名称です。
山田さん曰く「野の花は咲いていた時のように素直に生けるだけ」。
人間の意思で生けるのではなく、野の花のしたいように生けるという
そんな自然から生まれるアートが、とっても素敵です。
身近にある宝物。
足元の草花にも名前があり、顔がある。
そう思うと、見える風景が変わってくる気がします。
みなさんも足元の宝物に少し目を向けてみませんか?
こんばんは、oyamaです。
今日は、久しぶりの雨。
畑にとっては恵みの雨ですが、
本店に来られるお客様には、ヤギさん達とふれあえないので
残念な雨でもあります。
ヤギさん達は、小屋の中でず~っと雨宿り。
いつも13時半頃になればウッドデッキに姿を見せるペーターも
今日は全く姿を見せず・・・。
そんな中、営業も終わった夕方から、
今日は朝日新聞の方が来られて
三浦社長と陽子さんの写真撮影が行われました。
今度、朝日新聞の奈良版にて三浦社長の連載が始まるので
その写真を撮影に来られたのです。
撮影も順調に進んでいたそのとき、
遠目から見ていた私が見たモノは・・・
なんと、後ろの窓からペーターが覗いているではないですか!!
まるで「ボクも参加させて~」と、言っているようで・・・。
そのまま、ペーターも写真に収まるように撮影してもらいました!!
その後も、その可愛さに
みんなカメラを出して撮影会♪♪
すまし顔のペーター
流し眼で、カメラ目線のペーター
GOODタイミングなその登場の仕方が本当にみごとで、
人間たちをメロメロにしてしまったペーターは、
ご褒美に大好物のバナナをもらったのでした。
この「清澄の里」で生まれ育ったペーターは、
冗談ではなく、本当によく働く粟のスタッフです^_^;
こんな、ペーターにぜひ会いに来てください。
もちろん、お母さんヤギのナナちゃん、
お嫁さんのつばきちゃんも可愛いですよ♪
こんばんは、oyamaです。
先日、ならまち店の村田料理長が里芋掘りをしました。
この里芋は、烏播(ウーハン)といって
小芋の粘りがとっても強い 大和伝統野菜です。
(詳しくは・・・コチラ)
籾殻を入れた畑はフカフカで、
その中から出てきたウーハンには
たくさんの小芋がついていました。
土だらけで分かりにくいのですが、
掘りたての小芋です♪
キレイに洗うとこんな風になってます。
真ん中の大きな芋が親芋(頭芋)で、
周りの小さい芋が小芋です。
このウーハンのもっちり感、一度食べるとトリコになります!!
スタッフでも大人気の大和伝統野菜です。
今、「清澄の里 粟」「粟 ならまち店」で登場しています。
ぜひ、このもっちり感を味わってみてください。
<おまけ>
ウーハンの茎の断面
丸がたくさん重なって・・・なんだかアートな感じです。
自然って不思議ですね♪
こんにちは、oyamaです。
寒い日が続きますが、お天気がいいのがなにより。
お天気がよく、乾燥しているこの時期は
春からの野菜づくりに向けて、畑を整えていく時期でもあります。
と、いうことで、ここ何日かは時間をみつけては
草刈りと焚火をくりかえしています。
棚田一面に伸び放題になっていた枯れ草を
三浦社長が草刈りで一気にブィーンと刈り、
みんなで集めては燃やしていきます。
この煙がもの凄く目にしみる・・・
煙の攻撃をかわしながら、どんどん燃やしていくと
あっという間にキレイな原っぱの出来上がり!!
そんな作業の中でも、みんなが見つけた宝物!!
カマキリの卵です!!
何にも気にせずに作業をしていた私は、
みんなが「発見!!」と言いながら集めてくるカマキリの卵にビックリ!!
かわいそうだからっていうのではなく、
春になるとここからたくさんの子供たちが誕生し、
畑の野菜を食べてしまう虫たちをやっつけてくれる味方になるんです。
立派な粟の一員です!!
あんまり虫は好きではないので、
ここからどんだけのカマキリが誕生するのか、
春が楽しみなような、怖いような・・・。
でも、
無事に冬を越してくれるコトを願って
田んぼの神様のうしろに卵を移動させ
神様に見守ってもらうことに。
本店「清澄の里 粟」に来られた際には、
神様の後ろにあるカマキリの卵にも注目です。
こんばんは、oyamaです。
奈良の冬は、朝晩とっても冷え込みます・・・。
仕事の帰りには、車の窓が凍っているコトなんてしょっちゅうです。
「寒いなぁ・・・」って思っていると、
なんと、今日は『小寒(しょうかん)』でした!!
『小寒』とは、二十四節気の一つで、
「寒の入り」とも言い、今日から節分までを「寒」と言います。
年賀状ももう終わりで、今日からは寒中見舞いになりますので、ご注意を。
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霜が降りた白菜はとっても芸術的 (清澄の里にて)
そして、明日は『七草』です。
1月7日に「七草がゆ」を食べると、
災いを避け、長寿や富を得られるという言い伝えがあります。
また、七草がゆには、お正月のごちそう三昧で疲れた胃を整える働きもあるのだとか。
よく言う「七草」ですが、全部知ってますか?
なかなか自信をもって全部を言える人も少ないのでは・・・?
では、その七草をご紹介いたします。
◆セリ(芹)・・・消化を助ける働き
◆ナズナ(薺)・・・ペンペン草。視力・内臓の働きを良くする効果
◆ゴギョウ(母子草)・・・吐き気・痰に効果
◆ハコベ(繁縷)・・・歯ぐきの腫れ・利尿作用に効果
◆ホトケノザ(仏の座)・・・歯痛に効果
◆スズナ(菘)・・・かぶ。消化促進に効果
◆スズシロ(清白)・・・大根。胃・神経痛に効果
スズナ・スズシロは、実はカブと大根だったってご存じでしたか?
なんだか、普段聞かないような植物の名前ばかりで
どんなものなのかピンと来ませんが、
身近なカブと大根も含まれているんだと思うと
ちょっと興味が湧いてきませんか?
お正月で食べすぎた胃にもやさしい「七草がゆ」。
今は、七草がゆセットなんていうものも売ってたりしますので
明日はぜひ、七草がゆにチャレンジしてみてはどうでしょう?
新年あけましておめでとうございます!!
明日、1月5日に「清澄の里 粟」は丸10年を迎えます。
11年前のこの日、ここ清澄の里で「粟」が誕生しました。
三浦社長と陽子さんが2人で始めた「粟」が、
本当に粟の穂のようにたくさんの実りをもらたし、
今ここに多くの人に来て頂けるお店になった事を
とても喜ばしく思います。
みなさんもご存じのとおり、昨年を表す漢字は「絆」でした。
まさに、「粟」は色々な人々の絆によって成り立っています。
「粟」にお越しいただくお客様はもちろん、
一緒に野菜づくりしてくださっている清澄の村の人々、
そして「粟」を支えてくれているスタッフのみんな。
そんな、色々な人々に支えられこうして11年目を
むかえられる事はとても嬉しいコトです。
そして、ならまち店も1月19日で4年目を迎えます。
OPENして以来、あっという間に過ぎた3年間。
本当にたくさんの方々にお越しいただきありがとうございました。
今年も皆さんに喜んで頂けるお店を目指していきたいと思います!!
「清澄の里 粟」「粟 ならまち店」ともに
明日1月5日(木)から新年の営業を開始いたします。
11年目と4年目を迎える両店を、
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
<おまけ>
今日、たくさんのお野菜を収穫してきました。
その最中、畑で大根やカブのイキイキした様子に顔をほころばせ
野菜たちに囲まれて写真を撮る三浦社長です。
「清澄の里 粟」「粟 ならまち店」ともに
2011年の営業は30日で終了いたしました。
今年も色々な地域からたくさんの方にお越しいただき
本当にありがとうございました!!
新年は、5日からの営業となっておりますので
皆様のお越しをお待ちしております。
こんばんは。
今日は二十四節気のひとつ『冬至』です。
っていっても、あと何分かで日が変わってしまいますが…。
この日は、一日で一番夜が長い日で
明日からは昼の長さの方が長くなっていくそうです。
この冬至の日には、
ゆず風呂に入り、冬至がゆ(小豆がゆ)やカボチャを食べると
風邪をひかないと言い伝えがあります。
子供の頃から、いつもと違う「ゆず風呂」に入ったりする事は
とってもワクワク楽しい事でした。
カボチャも「今日食べないと…」って思うと何か特別な気がして
『冬至』という日を子供ながらに意識していたのでした。
なぜ、カボチャを食べるのかというと・・・
昔の日本では冬至のころになると秋野菜の収穫も終わって、
食べられる野菜もほとんどなくなっていました。
そこで元気に冬を越せるようにと願いを込め、
栄養もあって保存もきくかぼちゃは特別に大切にして食べていたようです。
冬にビタミンなどの供給源が不足した時代のかぼちゃは貴重なものだったので
この時期に食べて風邪への抵抗力をつけていたのでしょう。
昔の人は、季節に合わせていろいろと工夫して暮らしていたんですね。
忙しい毎日を暮らしていると、
季節を感じることを忘れてしまいそうになりますが
『冬至』など、いつもと違う季節の変わり目の日を
改めて意識して家族行事にしてしまうと、
暮らしも楽しくなる感じがしますね♪♪
<おまけ>
柚子というと・・・本店の入り口の前にある柚子が実ってきた頃に
何者かによって落とされているという事が何度かありました。
その後、犯人が判明!!
なんと犯人は・・・
ペーターでした!!
角の間に柚子を挟んだまま、知らん顔で散歩しているペーター。