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粟のブログ - 最新エントリー

変化する野菜たち

カテゴリ : 
畑だより
執筆 : 
h.oyama 2013-2-28 23:34

2月最後の今日は、春を思わすようなぽかぽか陽気の一日でした。

こんな日は、畑の野菜たちも春に向けて準備を進めているかのようです。

 

前回もご紹介した『大和まな』の菜の花ですが

だんだんと先が黄色く色づいてきました。

 

そして、もう一つの大和伝統野菜『下北春まな』からも

菜の花が・・・

このような感じで、菜っ葉の真ん中から

にょきにょきと菜の花が出てきます。

 

そして、そして・・・

『今市かぶ』からも菜の花が出来てきました。

このように、菜っ葉の真ん中に

菜の花が出来てくることを「とう立ち」と言います。

 

薹(とう)は花を咲かせる茎のことで、

とうが伸びることを「とう立ち」というのです。

とうが伸びて花が咲くと、種子に栄養が行ってしまうので

根菜類は「す」が入って繊維質になったりします。

もうだんだんと根菜の時期も終わりが近づいているようです。

 

 

では、みなさん

これが何だか分かりますか?

落花生のようなものがついた枝。

これは・・・

大根の種 なのです。

 

とう立ちして菜の花が咲いた後、

こんな種ができます。

そして中からは・・・

小さな種がちゃんと出てきます。

これを植えると、大根が出来るのです。

 

なかなか「種」って見ることがないので

どんな状態で種ができるのかっていうのは知らない事も多いのでは。

 

「種とり」をしないと分からない野菜の別の顔。

これが野菜の命を次の年に繋いでいってくれています。

 

 

そして、この野菜からも芽が出だしました。

巨大なむかごの『宇宙芋』です。

昨日、突然ぴょこっと芽が出てきました。

いつもは隕石のように転がっていますが

ちゃんと春を感じて芽を出してくれました。

 

毎年、この野菜たちの変化がとても楽しみです。

 

 

春の足音

カテゴリ : 
畑だより
執筆 : 
h.oyama 2013-2-14 23:10

春分も過ぎ、お昼間の日差しが暖かく感じられるようになってきました。

今日もそんな気持ちいい一日でした。

こんな日は、本店・清澄の里の周りでは

色んなところから草刈り機の音が聞こえてきます。

 

そろそろ、畑が動き出す時期です。

春に植える野菜の為の、畑づくりの時期です。

 

粟の畑も、お天気を見ながら徐々に準備に入っています。

 

そんな畑ですが、“春の足音”が聞こえてきています。

あぜ道をよく見てみると・・・

オオイヌノフグリが咲き始めていました。

 

そして・・・

大和まなの真ん中からも菜の花が顔を出し始めました。

 

ソラマメもこんなに大きくなりました。

 

本店の周りでは、スイセンも花をつけ始めました。

日々、なんとなく過ごしていると見落としがちですが、

よ~く見てみると自然はちゃんと巡っています。

そんな季節の移り変わりを発見すると

なんだか幸せな気持ちになったり…。

 

皆さんも少し足を止めて、春の足音を感じてみてはいかがですか。

 

 

 

冬の野菜たち

カテゴリ : 
畑だより
執筆 : 
h.oyama 2013-2-1 20:53

今日から2月。

今、畑ではいろんな冬野菜が採れています。

色とりどりの可愛らしい野菜達をご紹介。

 

カゴに乗っているのは、大根やカブ達。

赤や白、黄に黒、紫、緑・・・

こんなに色とりどりで、収穫も楽しくなります。

 

手前に見える黄色いのは…『黄金カブ』

中まで黄色で甘みの強いカブです。

 

そして、その隣にある黒いのは…『黒丸大根』

丸いのだけじゃなくって、長いのもありますよ。

『黒長大根』

両方とも皮だけが黒く、中は真っ白です。

ヨーロッパではポピュラーな野菜のようですが、

日本ではあまり見かけないので、ちょっとビックリの大根。

 

 

そしてこれは、『紅芯大根(こうしんだいこん)』

その名の通り・・・

外は薄緑で、中が真っ赤。

まるでスイカのようなカワイイ大根です。

 

その他にも

右側の赤い長いのは、大和伝統野菜の『片平あかね』

こんな長い形ですが、カブなんです。

 

左の白いのは、大和伝統野菜の『今市カブ』

お餅のような扁平な形が特徴です。

 

 

こんな特徴ある色とりどりの野菜たちが

色んなお料理になって登場しています。

今日は、どんな色の野菜に会えるのかな・・・?なんて。

 

まだまだ寒い日もありますが、

寒さで旨みも増した野菜たちをぜひご賞味ください。

 

 

 

2013年

カテゴリ : 
お知らせ
執筆 : 
h.oyama 2013-1-4 21:33

新年おめでとうございます!!

奈良は、おだやかな青空の広がるお正月となりました。

今年もたくさんの皆さまの笑顔に出会えますように!!

 


明日から、「清澄の里粟」「粟ならまち店」の両店とも

通常通りの営業となります。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

写真は、年末年始を室内で過ごされる田の神様。

年末の忘年会で、たくさんの野菜たちやお供え物に囲まれて

皆の輪の中心となっていただいています。

今年も皆さまと素敵な時間がすごせるよう神様にお祈りをして…。

 

手づくりこんにゃく

カテゴリ : 
清澄の里 粟
執筆 : 
h.oyama 2012-12-17 23:29

色んな“芋”がありますが、

この芋をご存知ですか?

ぴょこぴょこと芽を出している姿は

ユーモラスでもあるのですが、

これは『こんにゃく芋』なんです。

 

この姿から「大きなクワイかと思った~」ってよく言われます。

原産地のインドシナ半島では「象の足」という異名もあるようです。

 

『こんにゃく芋』は、年々成長していきます。

上の写真は、左から・・・

1年生、2年生、2年生、3年生。

3年物の芋がこんにゃく作りに使われます。

 

そして、このこんにゃく芋

生では食べるコトができません。

シュウ酸カルシウムという劇物にも指定されている

物質が含まれているからです。

なので、コレを食べるには

”こんにゃく”の状態にしないといけないのです。

 

一体誰が最初にこのこんにゃく芋をこんにゃくにしたのでしょうね・・・。

昔の人は凄いです。

 

 

では、粟でお出ししている手づくりこんにゃく、

どうやって作っているのかご紹介いたします。

まずは、キレイに洗って皮をむきサイの目状にカットします。

 

重層を溶かした水と一緒にミキサーにかけます。

この重層の濃度と水の量、

これは長年の経験で判断している!!っと

粟のこんにゃく作り名人が申しています・・・。

 

バットに流し込み・・・

 

手でコネコネと空気を入れながら混ぜ込んでいくと

だんだんと固くなってきます。

注:素手でこねていますが、かなり刺激がつよいので

  普通は手がかゆくなってしまいます。

  手袋着用の方がいいです。

  こんにゃく作り名人はかゆくならないようです。

 

 

固くなってきたこんにゃくを

パンパンと叩いたりして空気を抜いていきます。

 

こんにゃくらしくなりました!!

 

これを適度な大きさに切り分けて・・・

 

ここで登場!!

粟のこんにゃく作り名人 三浦社長!!

 

こんな感じになりました。

 

これを湯がいていきます。

 

これで、こんにゃくの完成です。

 

 

こんにゃく芋から作ったこんにゃくは

歯ごたえも舌ざわりも格別です。

 

見た目は地味なヤツですが、

芋にしても、作り方にしても

なかなか手のかかるヤツなのです。

 

こうやって作ったこんにゃくを

今、両店でお出ししておりますので

ぜひ味わってみてください。

 

 

畑だより 12月10日

カテゴリ : 
畑だより
執筆 : 
h.oyama 2012-12-11 23:12

寒くなりました。

奈良は盆地で冷え込むので

冬は空気がピーンとします。

 

9日には清澄の里にも初雪が降りました。

野菜たちも冬の寒さに

身を縮こめているような気もします。

 

でも・・・そんな中でも

野菜たちはどんどん成長中!!

ソラマメも芽を出しました。

 

大和まなは、霜が降りると風味と旨みが増してきます。

 

下北春まなを収穫する忍ちゃん。

下北春まなも、冬を代表する大和の伝統野菜です。

 

大根もだんだんと収穫の時期になってきました。

赤くて丸い 紅丸大根。

加熱するともっちりとした食感に。

 

黒い皮が特徴的な黒長大根。

汚れている訳ではなく、皮が真っ黒なんです。

 

この他にも色んな種類の大根やカブがあります。

大きく育ってきたものから、徐々にお店でも登場してきています。

 

今日はどんな野菜たちに出会えるのか。

楽しみな季節がやってきました♪

 

 

こんなにおおきくなりました!!

カテゴリ : 
ヤギさんだより
執筆 : 
h.oyama 2012-12-1 22:48

今日から12月。

明日で、華ちゃんが産まれて1ヶ月となります。

 

この1ヶ月

日に日に目に見えて成長してきた華ちゃん。

こんなに大きくなりました。

お母さんのナナちゃんと一緒にお食事しています。

 

お食事中を撮影していると

気配に気づいてこっちを見てくれました。

 

でも・・・すぐにナナちゃんと

こんなに仲良しでお食事。

おでこをくっつけて・・・。

 

 

まだ、ナナちゃんのおっぱいももらっていますが、

もう一人前にお母さんやお父さんと一緒に

お食事もできるようになりました。

 

 

3頭はず~っと一緒。

ナナちゃんを先頭にずらずらっと行進している姿もよく見かけます。

お食事中の皆さんの前をトコトコ歩いていく事も。

毎日、ヤギさん劇場が繰り広げられています。

華ちゃんの驚くべき成長に今後も目を離せません!!

 

榎森さんの作品展

カテゴリ : 
NPO法人 清澄の村
執筆 : 
h.oyama 2012-11-27 23:07

今日から、榎森彰子さんの作品展が

ならまちの『風の栖』で行われています。

『風の栖』さんは、イスラエルの手作り靴NAOTをはじめ、

手作りの革ものや、作家さんによる作品、

小物や一点ものの服などを販売している

優しい空気の流れるお店です。

 

 

そのお店をず~っと通り抜けた奥に

その空間はあります。

 

新しく出来たギャラリースペース

ウッドデッキでつながる空間は

空が広がっていて

明るくってステキな場所です。

そして、ここにはもう一つ秘密があるのですが

それは後で…。

 

 

ここにあるギャラリーで榎森彰子さんの作品展が行われています。

白い壁に青い空。

そして白い空間に榎森さんの優しい絵。

 

「わたの花」や「宿り木」など

今回はカレンダーに使用された絵を中心に展示されていたので

野菜の絵は少ないのですが

榎森さんのいつもとは違う一面が見れます。

 

そして、この笑顔

いつも面白いコトを言って

ニコニコ笑顔の榎森さん。

会う人を元気にさせる・・・そんなパワーのある方です。

 

そして今回、初登場していたのが・・・

このポストカード立て。

なんと榎森さんのご主人作なんです!!

ステキなご夫婦です。

 

榎森彰子さんの作品展は、12月2日(日)までです。

ならまちへお出かけの際にはぜひ。

 

そして、最後にこのギャラリーのもう一つの秘密を。

なんとこのギャラリーの屋根は畑になっています!!

横のハシゴを登っていくと・・・

土の屋根が見えてきました。

 

今は、チンゲン菜が青々と育っていました。

春にはレンゲが咲くそうです♪

草屋根に惚れたオーナーが草屋根で有名な設計士さんに頼んで

建ててもらったのだとか。

 

こんなステキな空間があるとは

表を歩いているだけでは気付きませんでした。

町屋の奥はなぞだらけです。

この機会にぜひ、この空間に行ってみてください。

(でも、この屋根には登ってはいけませんよ)

 

榎森彰子作品展

日程  11月27日(火)~12月2日(日)

時間  11:00~17:00 (最終日は16:00まで)

場所  ならまち 風の栖

干し柿

カテゴリ : 
清澄の里 粟
執筆 : 
h.oyama 2012-11-20 23:20

今年もこの季節がやってきました!!

 

干し柿

昨年もたくさん作って

春までの間、お料理に登場していた干し柿。

今年もたくさんの皆さまにご提供できるよう

みんなで干し柿作りを行いました。

昨年同様、助っ人に駆けつけてくれたのは

陽子さんのお母さんと弟さん。

「さあやるぞ~!!」と意気込んでいたこの日は

なんと・・・朝から雨。

でも、三浦社長が奮闘し

雨の中た~くさんの柿を採ってきてくれました。

カゴに入った柿がどんどん運ばれてきます。

その柿の枝をまずカットしていきます。

T字に枝をカットした柿

そしてそれをどんどん剥いていきます。

剥いて・・・剥いて・・・剥いて・・・

でも、どんどん運ばれてくる柿達・・・。

「まだ、来るで~!」「カゴがあそこにも・・・」と

終わりの見えない作業に

だんだん口数も少なくなって・・・

 

 

しばし、休憩。

 

 

このままでは、キリがない!!ということで

次の作業。

剥いた分の柿を干す準備入る事に。

この剥き終わった柿達を紐につけていきます。

 

こんな感じ。

 

そしてそれを少し湯がきます。

 

後は、吊るして完成!!

今、本店 清澄の里粟では

こん風景が見られます。

 

 

季節を感じるこの風景。

懐かしさを感じるお客様も多いようです。

 

今年は昨年よりもたくさんの柿が吊るされました。

ウッドデッキの窓が柿でいっぱいです♪

 

太陽の光と風と気温で、これからこの渋い柿が

美味しい干し柿に変わっていきます。

自然がくれる恵みを

昔ながらの方法でいただく。

 

なんだか、ひとつひとつが可愛く見えてきます。

 

 

 

 

 

ヤギさん家族の日常

カテゴリ : 
ヤギさんだより
執筆 : 
h.oyama 2012-11-15 17:00

2日に生まれたヤギの華ちゃん。

日に日に出来るコトが増えていって・・・

今では、お父さんのペーターとお母さんのななちゃんと一緒に

色んなところにお散歩にも出かけています。

 

 

そんなヤギさん家族の日常をご紹介いたします。

 

エサの野菜を食べているななちゃんをジッと見つめる華ちゃん。

そのあと・・・

マネをしてカゴに顔を入れてみました。

まだおっぱいを飲んでいるので

同じようには食べられないんだけど…。

 

 

そして、仲良く坂を下っていく3匹。

どこに行くのかと後をつけていくと・・・

 

ペーターとななちゃんは原っぱのお食事に夢中に。

その周りを華ちゃんはぴょんぴょん飛び回って

同じように葉っぱを食べてみたり、遊んだり。

 

この原っぱのお食事、

これはヤギさん達の立派なお仕事なのです。

ちゃんと食べてくれることで草刈りの役目をしています。

今日も一生懸命お仕事に励む2匹。

エライぞ~!!

 

仲良く移動しながら葉っぱを食べている姿は

なんだか微笑ましくって癒されます。

 

 

そんなヤギさん家族も葉っぱに飽きてきたら・・・

こうやって窓越しに何か言いたげな表情で

エサの野菜を要求しにやってきます。

 

そして、この視線に負けて

エサをあげてしまうのです。

おねだり上手なヤギさん家族なのでした。

 

 

こんな風景が毎日繰り返されています。

お食事に来られた際には、

色んなヤギさん家族の表情に出会えると思いますので

お楽しみに♪

 

 

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